エコリクコラム

2025.1.22
職種紹介
企業の命運を握るプロフェッショナル!FASの仕事の魅力とは?
近年、企業の成長戦略や事業再編において、M&A(合併・買収)の重要性が高まっています。また、経営環境の変化に伴い、事業再生やリストラクチャリングのニーズも増加しています。
特に地方の中小企業では、人口減少による人材不足や事業継承、地場産業の衰退など多くの社会課題をかかえています。
持続可能な地域社会を目指す取り組みの一つとして、地域内再編や事業売却、再生企業へのスポンサー招聘など多岐にわたり企業の財務戦略を支援する「FAS(Financial Advisory Services)」のニーズが急速に高まっています。
2025年のM&A、倒産などの社会背景
2025年のM&A市場は、以下のようなトレンドが見込まれます。
- 事業承継M&Aの増加:後継者不足に悩む中小企業を中心に、事業承継を目的としたM&Aが活発化します。
- 業界再編M&Aの加速:競争激化や技術革新に対応するため、業界再編を目的としたM&Aが増加します。
- 海外M&Aの活発化:成長市場を求める企業を中心に、海外企業の買収や海外市場への進出が活発化します。
- カーブアウトの増加:ノンコア事業の切り離しによる事業ポートフォリオの最適化が増加します。
一方で、2025年は、以下のような倒産増加の要因も考えられます。
- 原材料価格やエネルギーコストの高騰:中小企業を中心に、経営を圧迫する可能性があります。
- 人手不足の深刻化:採用難や人件費の高騰により、経営が悪化する可能性があります。
- 金利上昇による資金繰りの悪化:借入金の返済負担が増加し、倒産リスクが高まる可能性があります。
このような社会背景を踏まえ、M&Aや事業再生の専門家であるFASのニーズは、今後もますます高まっていくでしょう。
FAS(Financial Advisory Services)の仕事内容
FASは、企業の財務戦略を支援する専門家です。主な仕事内容は以下の通りです。
- M&Aアドバイザリー:M&A戦略の策定、買収・売却先の選定、デューデリジェンス、企業価値評価、交渉支援などを行います。
- 事業再生・リストラクチャリング:事業計画の策定、資金繰り支援、債権者との交渉、企業再編などを行います。
- フォレンジック:不正会計や不正行為の調査、訴訟支援などを行います。
- バリュエーション:企業の価値評価、知的財産評価などを行います。
FASの仕事は、企業の重要な意思決定に関わるため、高度な専門知識とスキルが求められます。
IBD、コンサルとの違い
- IBD(投資銀行部門):主に大型M&Aや資金調達のアドバイザリーを行い、案件の成約を重視します。
- コンサル:企業の経営戦略や業務改善など、幅広い分野のコンサルティングを行います。
- FAS:財務に特化した専門的なアドバイザリーを行い、M&Aや事業再生などの実行支援を重視します。
求められるスキル、経験、資格
FASに求められるスキル、経験は以下の通りです。
- 会計・財務に関する知識:財務諸表の分析、企業価値評価、税務などに関する知識が必要です。
- M&Aや事業再生に関する知識:M&Aの手続き、事業再生のスキームなどに関する知識が必要です。
- コンサルティングスキル:企業の課題を分析し、解決策を提案する能力が求められます。
- コミュニケーションスキル:企業の経営層や関係者と円滑なコミュニケーションを図る能力が必要です。
- 語学力:グローバル案件に携わる場合、英語力があると有利です。
必須の資格はありませんが、公認会計士、USCPA、CFAなどの資格があると有利です。
FASの将来性は非常に高く、今後もニーズは拡大すると予想されます。M&A市場の活況、事業再生ニーズの増加、企業のグローバル化などにより、FASの活躍の場は広がっています。
FASは、高度な専門知識とスキルを駆使して、企業の成長や再生を支援する魅力的な仕事です。ぜひ、あなたもFASとして、企業の未来を切り拓いてみませんか?