地域に新たな活力を吹き込む「e.CYCLE」とは|株式会社まち未来製作所 | グリーンジョブのエコリク

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地域に新たな活力を吹き込む「e.CYCLE」とは|株式会社まち未来製作所|グリーンジョブのエコリク インタビュー

2025.6.16

インタビュー

地域に新たな活力を吹き込む「e.CYCLE」とは|株式会社まち未来製作所

株式会社まち未来製作所は、持続可能な地域社会の実現を目指し、再生可能エネルギー事業を通じて地方創生に取り組む企業です。同社が開発・提供するプラットフォーム「e.CYCLE」は、再生可能エネルギーの地産地消と地域間流通を促進し、その収益を地域活性化に還元するという独自のビジネスモデルを構築しています。

今回は、株式会社まち未来製作所の代表取締役兼CEOである青山英明様に、同社の事業にかける情熱と、今回の求人にかける想いを伺いました。

株式会社まち未来製作所について教えてください

まち未来製作所は、地方都市が抱える社会課題を、民間ベースのビジネスモデルで解決することを目指しています。経営理念は、『まち』に未来を開いていくこと。エネルギー流通は、そのための手法・ツールであり、最終的なゴールは地方創生です。

まち未来製作所は、電力のアグリゲーションを基盤に、再生可能エネルギーの普及と地域活性化の両立に挑戦しており、再生可能エネルギー・クリーンエネルギーの取扱量では日本一を目指しています。その中核を担うのが、「e.CYCLE(eサイクル)」です。

e.CYCLEには主に三つの機能があります。

一つ目は再生可能エネルギーの地産地消と都市間流通の実現。地方で消費しきれなかった電力は都市部に供給し、再生可能エネルギーを通じた地方と都市の良好な地域間連携を実現します。

二つ目は、運用収益の約50%程度を発電所がある地域の活性化事業に還元することです。これにより、地域の自然資本から生まれた電力や収益を地域に還元し、「再エネの地産地消」を促進し、発電事業者と地域の良好な関係を築きます。

三つ目は、電気代の削減と、再エネ利用者の拡大のためのマッチング(e.BID)です。

これらの機能を活用することで、地域のための自然エネルギーの好循環を生み出し、地域に直接的な恩恵をもたらしているのです。

まち未来製作所は創業から急速に成長しており、2025年度以降は取扱高200億から300億円弱、国内の地域貢献型再生可能エネルギーのシェア30%、電力取扱量1000億kWh、金額ベースで1兆円を目指しています。

最終的には2030年に年商1兆円を目指しています。大手電力企業や大手製造業との業務提携も多く、厳格なビジネスとNPO的な活動の二つの特徴を併せ持ち合わせているのがまち未来製作所の強みと特徴です。

まち未来製作所のビジネスモデルは、社会的・環境的な価値においてオンリーワンであり、従業員にとっても夢のある環境であると考えています。

今回の求人の背景と社会課題について教えてください

【再生可能エネルギーの地産地消+地域貢献の仕組み】

現在、再生可能エネルギーの需要が高まる一方で、資源の取り合いという新たな問題も生じています。

私たちは、この課題を緩和するための新しいビジネスモデルとして『e.CYCLE』を開発・提供しています。

e.CYCLEは、再生可能エネルギーの地産地消と都市間流通を実現することで、地域活性化に貢献する仕組みです。

特に注目すべきは、運用収益の半分程度を発電所がある地域の活性化事業に還元するという点です。

これにより、エネルギー利用が地域社会に直接的な恩恵をもたらすことを目指しています。

今回の求人は、e.CYCLE事業の目覚ましい発展とそれに伴うビジネスモデルの構築、組織体制の強化に取り組んでいるためのものです。

私たちは単にエネルギーを扱うだけでなく、その先に社会的な課題解決や地域貢献への意欲を持つ方を求めています。

特に、人口減少、交通、福祉、インフラ維持などの地域課題に強い関心があり、これまでに自治体と連携して地域課題に取り組んだ経験をお持ちの方を歓迎します。

業務内容:地域との共創によるe.CYCLE事業の拡大

私たちのe.CYCLE事業を普及・拡大させるためには、地域の方々との協力が不可欠であり、地域そのものを共に発展させていくことが重要だと考えています。再生可能エネルギー設備の設置においては、地域住民の方々が景観の変化、騒音、生態系への影響といった不安や不満を抱くケースがあります。そこで、住民の方々に再生可能エネルギー導入のメリットを実感していただくために、以下のような業務に携わっていただきます。

  • 地域課題解決や地域活性化に資するプロジェクトの企画提案・推進。
  • 自治体や地域のステークホルダーとの連携
  • 地域産の再生可能エネルギーが生み出す地域活性化資金の活用

これらの業務を通じて、地域住民の理解を深め、共に持続可能な社会を築いていくことに貢献してくださる方を募集しています。今回の募集求人は、企画、事業推進側のキーマンを求めているものです。

今回の求人の醍醐味、楽しさを教えてください

【大きなチャンスがそこにある】

この仕事の醍醐味は、個人に大きなチャンスがあるということです。

さらに、地域活性化原資として生み出された資金を活用した、地域貢献型のビジネスに集中して取り組めることも大きな魅力です。

「地域貢献のための事業を企画し、地域のためにビジネスを作っていくという本質的な経験ができます。スタートアップ、ベンチャー企業ならではの環境で、社長直轄のもとでダイナミックに業務を推進できることも大きな魅力の一つです」

事業の企画から構築、運営までを一気通貫で手がけることができるため、将来的にも役立つ実践的なスキルとして幅広い実務経験を積むことが可能です。

メンバー数が少なく、代表を含めメンバー全員が当該業務を経験しているため、密に相談しながらの実践を通じて、着実にスキルを身につけられる環境が整っています。

「単なる思いや志だけでなく、事業を推進するスキルや論理性、実行力を備えた人材を求めています。これは、エネルギービジネスや事業企画など、極めて高い専門性と品質が求められる事業環境で事業を展開しているためです」

ビジネス環境の中で、社会貢献・地域貢献・地方創生を目指すという点が、他のエネルギー流通事業者との大きな違いであり、この仕事の醍醐味です。

経済、社会、環境といった複合的な社会課題の解決に貢献したい方や、現状の仕事からさらに高いレベルで社会課題解決に取り組みたい方には活躍できると思います。

入社後のキャリアアップについて教えてください

【努力次第でどこまでも】

まち未来製作所は現在、売上100億円規模に迫る事業を展開しており、将来的には1兆円の達成を目指しており、この大きな目標の実現に向け、まさに今、組織化を進めていく重要なタイミングに来ております。

「そのため、キャリアアップとしては、取締役や経営層にも十分に手が届く可能性があります。派遣社員や契約社員であっても分け隔てなく、アウトプットをしっかりと出すことで、抜擢されるチャンスがあります」

事業の企画・構築・運営までを一気通貫で担う経験は、将来的に役立つ実践的なスキルとして身につけることができます。これは、幅広い実務経験を積むことにつながります。

当社は外部からNPO的な法人と見られがちですが、実際はエネルギービジネスや事業企画の専門性が求められる環境です。大手電力企業や大手製造業との提携も多く、厳格なビジネスと地域貢献の両面を持つ特徴的な環境で働く経験は、キャリアにおいて独自の価値を持つでしょう。


【7/11(金)】(株)まち未来製作所 代表取締役 兼 CEO 青山 英明 様がご登壇し、「地域創生をエネルギーで実現」という内容でオンラインセミナーを開催いたします。

詳細についてはこちらを参照ください。
【7/11(金)】(株)まち未来製作所 代表取締役 兼 CEO ご登壇|地域創生をエネルギーで実現(後日アーカイブ配信)

プロフィール

青山 英明様

青山 英明 様(あおやま ひであき)

株式会社まち未来製作所
代表取締役 兼 CEO

福島県郡山市出身。北海道大学農学部、同院卒業後、株式会社荏原製作所入社。東日本大震災を経験し、復興まちづくりのコンサルティングファームを経て当社を起業。一般社団法人ローカルグッド創成支援機構を立ち上げ、現在は理事を務める。

株式会社まち未来製作所


まち未来製作所の「e.CYCLE」は、エネルギーと地域活性化を繋ぐ新たなモデルを提示しています。地域課題の解決に情熱を燃やし、ダイナミックな環境で自身のキャリアを築きたい方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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